マーケティング支援は丸投げできない!?中小企業が外注前に決めること

中小企業のためのマーケティング戦略!大手に負けない集客・販路拡大の方法

「マーケティング支援を頼みたいけれど、どこまでやってもらえるのかが分からない」。中小企業の経営者から受ける相談で、いちばん多いのがこれです。

先に答えを書きます。中小企業のマーケティング支援は、丸投げできる契約ではありません。何を売るか、誰に届けるかを最後に決めるのは経営者で、支援会社はその決定を速くして、実行に移す役割を担います。ここを取り違えたまま契約すると、毎月何十万円か払ったのに何も動かない、という結果になりかねません。

この記事では、支援の4つの型と、月55,000円から330,000円までの実際の料金、そして依頼する前に自社で決めておくことを書きます。合同会社えいおうが福井を拠点に、ネットショップ・飲食店・リユース事業へ伴走している現場での判断がもとになっています。

マーケティング支援は方針づくりと実行の両方を任せられます

中小企業のマーケティング支援で任せられる範囲を検討している場面

中小企業のマーケティング支援とは、売上を伸ばすための方針づくりと、その実行を外部の専門家が引き受けるサービスです。任せられる範囲は会社によってまるで違います。広告の運用だけを代わりにやるものもあれば、商品のコンセプト設計や価格の決め方まで入るものもあります。

この幅の広さが、最初のつまずきになりがちです。「マーケティング支援」という同じ看板で、月5万円の相談サービスと月100万円の実務代行が並んでいるからです。見積もりを3社から取って金額だけを比べると、含まれる中身が違いすぎて比較になりません。

範囲を確かめるとき、私たちがまず聞くのは「戦略を決めるところから頼みたいのか、決まっている戦略を動かす手が足りないのか」です。この2つは、必要な相手そのものが違うのです。前者なら一緒に考える相手が要りますし、後者なら手を動かす相手が要ります。

中小企業庁が2026年4月24日に閣議決定した2026年版中小企業白書は、労働生産性の向上と、経営者が持つべき「経営リテラシー」の強化に焦点を当てています。人を増やして解決する時代ではなくなった、という前提です。社内に専任のマーケティング担当を雇うより、必要な時期に必要な深さで外から借りるほうが現実的な会社は多いはずです。

マーケティング支援には4つの型があり、頼めることが違う

代行型、コンサル型、伴走型、一社完結型という支援会社の4つの型

マーケティング支援会社は、任せられる範囲によって代行型・コンサル型・伴走型・一社完結型の4つに分かれます。同じ「支援」でも、戦略を決めてくれるのか、手を動かしてくれるのか、その両方なのかが違います。

型 任せられる範囲 向いている会社
代行型 広告運用、SNS運用、記事制作など決まった実務 戦略は決まっていて、手が足りない会社
コンサル型 市場分析、戦略立案、施策の設計 方針を決めたいが、実行は社内でできる会社
伴走型 戦略立案から実行、数字を見ての改善まで継続 社内にマーケティングの経験者がいない会社
一社完結型 戦略から制作・運用まで同じ会社で担当 発注先を増やしたくない会社

中小企業でつまずきやすいのは、代行型とコンサル型を組み合わせたときです。コンサル会社に戦略を描いてもらい、それを別の制作会社に一から説明し直す。この説明のやり直しに時間が溶けますし、意図が少しずつずれていきます。描いた本人が現場にいないので、途中で「これは本当に狙いどおりか」を確かめる人もいません。

私たちが伴走顧問という形をとっているのは、この分断を避けるためです。方針を描いたチームと、ホームページ制作や日々の運用を担当するチームが同じ会社にあります。考えた本人がつくるので、現場での微調整もその場で効く。マーケティングコンサルへの依頼で起きがちな失敗はマーケティングコンサルで失敗しない依頼の全手順にも整理しています。

支援費とは別に、広告や販促そのものにいくら充てられるのかは粗利から逆算できます。計算式はプロモーション戦略の予算の決め方で具体的な数字を追っています。

伴走顧問の費用は月55,000円から330,000円です

マーケティング支援の月額費用を書き出して比べている机の上

合同会社えいおうの伴走顧問の場合、費用は月55,000円から330,000円です(2026年8月時点・税込)。支援会社の料金は「月額数十万円から」という幅で示されることが多く、実額を出している会社はそれほど多くありません。判断の材料になるように、うちの3つのプランを中身ごと出しておきます。

プラン 月額(税込) 含まれるもの
オンライン顧問プラン 55,000円 チャットでの相談、24時間受付、回数制限なし
ライト顧問プラン 165,000円 チャット相談、月1回のオンラインミーティング、施策の優先順位づけと毎月の振り返り
伴走顧問 330,000円〜 経営戦略・事業設計の策定、チャット相談、月次ミーティング、訪問・対面、実務リソースの提供

金額を分けているのは、必要な深さが会社ごとに違うからです。相談相手だけが欲しい段階と、手を動かす人まで要る段階では、必要なものがまるで違います。いちばん多く選ばれているのはライト顧問プランで、日々の細かい相談と月1回の作戦会議という組み合わせが、多くの中小企業にとって過不足のないところに落ちます。

初回の相談は無料です。プランの変更も途中でできるので、小さく始めて必要になったら深める、という進め方をとる会社がほとんどです。公的な補助金を使える施策もあるので、費用を抑えたい場合はマーケティングで使える補助金も併せて検討してください。

月55,000円で動くのは経営者の判断であって、実務ではありません

支援の金額帯によって動く範囲が変わることを整理している打ち合わせ

月55,000円のプランで動くのは、経営者の判断であって、実務ではありません。 ここを正直に書いておきます。チャットでいつでも相談できて、「この判断で合っているか」を確かめられる。孤独になりがちな意思決定に相手がいる、という価値です。広告の入稿もサイトの改修も、この金額には入っていません。

月165,000円になると、月1回の会議が加わります。相談は点で流れていくものですが、月1回腰を据えて振り返る場があると、施策の優先順位が動きます。「あれもこれも」から「まずこれ」に絞れるようになるのは、たいていこの段階です。

月330,000円からのプランで初めて、実務リソースが付きます。訪問して現場を見ますし、戦略の策定から手を動かすところまで同じ相手が担当します。社内に専門の人材を抱える余裕はないが、その役割は必要だという会社が選ぶ形です。

月額の目安 動くもの 動かないもの
55,000円 判断の相談、方針の壁打ち 実務、制作、運用
165,000円 判断の相談、優先順位づけ、月次の振り返り 制作、日々の運用
330,000円〜 戦略策定、実務、訪問、制作・運用への引き継ぎ 社内の意思決定そのもの

いちばん右の列を見てください。どの金額を払っても、社内の意思決定そのものは動きません。ここが冒頭で書いた「丸投げできない」の中身です。

支援会社に依頼する前に聞いておきたいこと

支援会社との契約前の面談で条件を確認している様子

見積もりの金額だけでは、その支援会社が自社に合うかどうかは分かりません。契約前の面談で、次の6つを聞いてください。答え方に会社の性格が出ます。

  1. 戦略を描いた人は、実行にも関わりますか。 描く人と動かす人が分かれる場合、説明のやり直しが誰の仕事になるのかを確かめます
  2. 月額に含まれる作業と、含まれない作業を教えてください。 「レポート提出」が何ページの何を指すのかまで聞きます
  3. 成果が出ないと判断したとき、何を変えますか。 施策を足すのか、やめるのかで方針が分かれます
  4. うちの業種で、過去にどんな関わり方をしましたか。 事例の華やかさより、関わりの深さと期間を聞きます
  5. 契約期間の縛りと、途中でやめるときの条件はどうなりますか。 相性は始めてみないと分かりません
  6. こちらが用意するものは何ですか。 素材も情報も出さずに進む支援はありません

4番目について補足します。私たちが伴走している事業はネットショップ、飲食店、リユースと業種がばらばらですが、やっていることの根っこは同じです。あるネットショップではコンセプトの再設計から客層の洗い出し、その人に向けた商品企画と集客までを事業部の顧問として並走しています。ある飲食店では、店舗のコンセプトとターゲットを決めるところを起点に、内装や店内の導線、提供メニューの再編にまで入りました。あるリユース事業では、ウェブでの集客に加えて、買い取った商品の販路を国内から海外へ広げる挑戦を一緒に進めています。

飲食店の例で内装やメニューに手が入っているのは、マーケティング支援がウェブの外まで届く仕事だからです。売れない原因がサイトにあるとは限りません。

支援を受けても成果が出ない会社に共通すること

施策が動かないまま時間が過ぎている状況を振り返るノート

支援会社を変えても伸びない会社には、発注する側に共通した条件があります。契約前に自覚しておくほうが、お互いの時間を無駄にしません。

ひとつめは、意思決定できる人が打ち合わせに出てこないことです。担当者だけが出席し、持ち帰って社内で検討し、次の月に「見送りになりました」と返ってくる。これが2、3回続くと、施策は何も動かないまま半年が過ぎます。決める人が同席していれば、その場で方向が決まります。

ふたつめは、やることを絞れないことです。SEOも広告もSNSも展示会も、全部やりたい。気持ちは分かりますが、中小企業の人員と予算で全部を動かすと、どれも中途半端な深さで止まります。私たちが最初にやるのは、やることを増やすことではなく、やらなくていいことを見極めることです。

みっつめは、社内に素材も情報も出してもらえないことです。過去の受注データ、顧客の声、断られた理由。これらが出てこないと、外部の人間には市場の一般論しか語れません。一般論から出てくる施策は、他社と同じ施策になります。

そしてもうひとつ、原因の見立てが違ったまま進むという落とし穴があります。多くの場合、経営者が悩んでいた場所と、伸び悩みの原因がある場所は別です。「サイトからの問い合わせが少ない」と相談を受けて棚卸ししてみたら、そもそも売る相手の設定がずれていた、ということが起きます。最初の2、3回の打ち合わせを現状の整理に使うのは、このためです。

相談から実行までは4つの段階で進み、途中で止まれます

初回相談から実行まで伴走顧問が進める4つの段階

伴走顧問では、初回相談から実行までを4つの段階で進めます。どの段階から始めても、途中で立ち止まってもかまいません。

  1. 相談する。 現状と悩みを聞きます。「何が問題かも分からない」という段階でも問題ありません。話すうちに論点が整理されていきます。ここは無料です
  2. 現状を整理する。 事業のコンセプト、ターゲット、商品、集客の状況を一緒に棚卸しし、伸び悩みの本当の原因がどこにあるかを突き止めます
  3. 打ち手を決める。 何を、誰に、どう広げるかを整理して、限られた時間とお金でいちばん効く順に優先順位をつけます。あれもこれもではなく、まず何から、を決めます
  4. 実行する、または引き継ぐ。 施策を実行し、数字を見ながら一緒に改善します。サイト制作や日々の運用が必要になれば、同じ会社の制作・運用チームがそのまま引き継ぎます

地方の中小企業でも依頼できるのか

オンライン中心のプランなら、全国どこでも対応できます。訪問や対面を希望する場合は、エリアに応じて相談という形です。私たちは福井を拠点にしていますが、付き合いのある事業者は地域を問いません。

地方の中小企業ほど、支援を受ける価値は大きいと考えています。規模が小さいほど一手の重みが大きく、ひとつの判断が会社の先を左右するからです。都市部の会社と同じ予算規模で戦う必要もありません。商圏が狭いぶん、届ける相手を絞り込みやすいという利点があります。Web集客の具体的な進め方は中小企業のWeb集客の始め方にまとめています。

伴走顧問は経営者の隣で方針を決めるところまで引き受けます

合同会社えいおうの伴走顧問が経営者の隣で方針を決めている場面

合同会社えいおうの伴走顧問は、経営者の隣に立つ社外の相談役です。事業のコンセプトづくりから、客層の見極め、集客や販路の拡大まで。提案書を置いて去るのではなく、決めたことが数字になるまで一緒に走ります。

コンサルティングとの違いは、単発の助言で終わらない点です。方針を一緒に決め、実行し、結果の数字を見て次の一手を調整するところまで付き添います。方針が固まったあとのホームページ制作、システム開発、日々の運用代行まで窓口はひとつのままなので、説明のやり直しも意図のずれも起きません。

ウェブやマーケティングに詳しくなくても大丈夫です。むしろ、そういう経営者のためのサービスです。専門用語を使わずに、何から手をつけるべきかを整理するところから始めます。無料相談はこちらから、状況をお聞かせください。相談するほどでもないかもしれない、と思うことでもかまいません。

外注する前に、自社で決めておくことがある

マーケティング支援は、外に出せる仕事と、出せない仕事がはっきり分かれます。市場の調べ方、施策の設計、広告の運用、サイトの改修は外に出せます。誰に何を売る会社でありたいのか、という問いは出せません。

だから、依頼する前に自社で決めておくことがあります。今いちばん困っているのは集客なのか、商品なのか、それとも人手なのか。予算はいくらまで出せるのか。誰が決裁するのか。この3つが決まっていれば、支援会社を選ぶ精度は上がります。決まっていないなら、それを整理するところから相談してください。整理そのものが最初の仕事です。

金額の比較は、そのあとで十分間に合います。

よくある質問

マーケティング支援とマーケティングコンサルは何が違いますか

コンサルは分析と戦略立案が中心で、提案の提出をもって区切りになることが多い形です。マーケティング支援はもう少し広い言葉で、実務の代行から継続的な伴走まで含みます。どちらの言葉を使っているかより、契約書に書かれた作業範囲を確かめてください。

マーケティング支援の費用は月いくらからですか

合同会社えいおうの場合は月55,000円からです(2026年8月時点・税込)。この金額に含まれるのはチャットでの相談で、広告運用やサイト制作といった実務は月330,000円からのプランに入ります。相場は支援会社ごとに幅が大きいため、金額だけでなく含まれる作業で比べてください。

社内にマーケティング担当がいなくても依頼できますか

依頼できます。専任の担当がいない会社のほうが多いくらいです。ただし、社内で決裁できる人が打ち合わせに出られる体制だけは用意してください。担当者が持ち帰って検討するだけの進め方だと、施策が動かないまま時間が過ぎます。

支援を受けてから成果が出るまでどのくらいかかりますか

施策によって表れる時期が違うため、一律の期間は言えません。広告のように数週間で数字が動くものもあれば、SEOのように半年から1年かかるものもあります。「やるべきことが明確になる」という最初の変化は、相談の段階から感じてもらえるはずです。

福井県外の会社でも対応してもらえますか

オンライン中心のプランなら全国どこでも対応できます。訪問や対面を希望する場合は、エリアに応じて相談させてください。拠点は福井ですが、付き合いは地域を問いません。

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戦略の立案から制作・運用まで。御社の課題に合わせた最適なプランをご提案します。

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合同会社えいおう

福井県大野市を拠点に、中小企業と個人事業の事業成長を支援しています。事業の方向を決めるところから、サイトやシステムをつくり、日々の集客を運用するところまでを一社で担当します。

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